外山尋夢選手

出会いは彼が幼稚園の時。

当初、寂しさから母親と離れることができず、入口でいつも泣いていました。キックボクシングが怖いと言っていたのが印象的で、なら何故キックボクシングをやっているの?と笑ってしまった会話が印象的でした。失礼ながらキックに対して少し不器用なところがあります。それは優しすぎること。闘争心が希薄で本番に力を発揮しきれないところがあり、なかなか結果がだせません。そんな彼ですが、何故か半年前くらいから闘争心がつきました。コツコツ練習した成果が自信に変わってきたのかもしれません。よくいる晩成進化型。ずっと負けてたかと思うと、ずっと勝ち続けるタイプ。

さて、彼は4月12日(日)・GENスポーツパレスでおこなわれるWINDY SUPER FIGHTにエントリーしています。訳あって一人のみです。一人エントリーですと応援が少数になりがちです。

そこでジム・関係者の皆様、ご多忙の中恐縮ですが当日応援にきていただき、彼に勇気を与えていただけないでしょうか?

なんとか勝たせてあげたい。そんな思いから綴りました。

宜しくお願いいたします。

「やがて春」

人生五十年。
これほど長い冬は経験したことがありません。

人の死。
七年共に過ごしたペットの死。
努力は全てうちのめされました。

何かに取り憑かれたように、
暗いトンネルの中を走り続けている。
凄く遠くに僅かながら光が見える。
進み続けてやっと出口だと思う。
だが近づいたと思った瞬間、また遠ざかる。
進んだ以上に闇に引き戻される。

そんな半年でした。

気が付けば、桜が満開だった。
世の中は春なのに、
自分の時間だけが冬のまま止まっている。

心の桜はまだ咲かない。
つぼみのまま、凍りついている。

逃げることも、やめることも許されない。
だから今日も、何も変わらない闇の中を歩いていく。

それでも思う。
来年こそ、心の桜を咲かせたいと。

「やがて春。」