阿久津家の次男で琥(ひょう)と読みます。
生まれた時の体重は平均よりかなり小さく、未だに背の順はいつも先頭。 特化した能力の持ち主ではなく平凡。
明朗で優しく思いやりがあり、感謝の念を常に忘れず弟の面倒をよく見る…所謂いい奴です。
そんな彼が時には涙をこらえ、死にものぐるいで一ヶ月半努力しました。
それが次の試合の追い込みです。
私が週5~6回、直接指導してたくらいです。追い込みは想像以上に苦しくかったでしょう。帰宅するとぐったりしすぎて、ご飯も少なく寝てしまいました。
その厳しい練習も今日で終わりです。
一ヶ月半前とは別人。
彼は心技体、何より覚悟を決めた人間の顔つきやオーラと全ての面で変わりました。
ここで大切なのは、これだけ頑張ったのだから試合では優勝できる!ではありません。
人が覚悟を決めて目標を達成しようと努力し続けることは、短期的・爆発的に変化するんだ!という人間性の成長や自信の付け方を自ら苦労という形で会得したことの重要性です。
彼の人生はこれからです。
苦労したから人生を謳歌できるとは限りませんが、湿り気があるから人生は味があり楽しい!と苦労することを忘れないでほしいです。